【第49号】動きださなければ何も変らない

1.結果は活動量に比例する

 どうしても人間は慎重になってしまう。「やってもムダだ・・・」「自分にはできない」と思ってしまう。しかし、だからこそ何も結果がついてこないことに気付いていない。
 「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」ということをもう一度、考えてみることだ。変らないのは、他人のせいてはない。自分のせいなのである。
 営業の結果も同様である。効率的な動きをすることは必要であるが、基本的に営業情報の量は活動量に比例する。それは足での活動だけでなく、手紙、DM、メール、電話など全てを含む。
 ネットワーク作りもそうである。筆者も現在、異業種交流のネットワークに複数参加しているが、これも他人の企画に参加するだけでなく、自分が企画することで更に輪が広がる。いろいろなところで同じメンバーと顔をあわせているうちに、その結びつきが太くなっていく。

2.嫌なことから逃げないために

 人間は感情の動物であるから、どうしても好き嫌いがある。そして、嫌なことからは逃げ出したくなる。
 では、逃げないためにどうしたらよいのか。自分が「やりたいこと」「欲しいもの」「実現したいこと」などは必ずあるはずである。それが実現できたとき、どういう状態に自分があるのかを想像してみる。どんな自分になっているのか、何を感じているのか。そこがゴールラインである。その時の気持ちは恐らく“心地よい”はずである。それを実現したいと強く思うことである。
 愛するもののため、好きなことのためなら、苦痛も我慢できる。何故か。それは見返りを要求していないからである。

3.行動力は意志力から

 私は、営業マン時代も今も数値目標にはあまり頓着していない。何にこだわっているのか。それは、常に相手のことを本気で思うことである。誠意をつくすことである。数値はその結果でしかない。
 ノルマに汲々としてる営業担当者を見かけるか、そういう営業担当者に限って、自分が提供する情報やサービスの質に神経が行き届いていない。
 朝早く起きることも、タバコを止めることも意志力である。まずは簡単なことから毎日続ける。私は日記(今はツイッター、ブログ、SNS)を毎日書くことである。これを続けることで、意志力を鍛え、試している。継続することで、それが意志力となり、そして行動力の向上となる。
 皆さんも毎日何かを継続していく努力をすることで、意志力、行動力を上げていただきたい。